[su_heading size=”21″ align=”left” margin=”10″]結果重視とは?[/su_heading]
人や出来栄えを評価するにあたって
結果が良ければ高く評価するという
ものになります。
極論を言えば、成績が良いという
のがまるで至上の価値とでも
言わんとするものになります。
もちろん、成績が良いということは
そこに至るまでに十分な準備や努力
をしてきた可能性が高いと言える
でしょう。
ただ単に真面目に努力したからと
いって、成績が良くなるという
ものではありません。
少なくとも正しい努力を真面目に
してきたことの証とも言えます。
でも、この成績が良いというのは
あくまでも今この現時点だけで言える
ことなのです。
この先もまた同じように成績が良い
かもしれませんし、そうならない
かもしれません。
この先のことは分からないという
ことになります。
ここで問題になるのが、この先
どうなるのか分からないにも
かかわらず、結果重視の視点で
評価してしまうと、まるでこの先も
また成績が良いというレッテルを
貼ることによって過剰な評価して
しまう恐れがあります。
そして、この過剰な評価をしてしまう
評価の抜け穴をくぐって不当に高い
評価を得ようとしてしまうような
人が後を絶たない環境を生み出していく
可能性も高まってしまいます。
その結果、正当な評価をして
もらおうとする将来性のある良い人を
排除したり、あるいはそうした
良い人が自らそこを出ていって
しまいます。
こうした環境になってしまうと、
後は雪崩のごとく転がって落ちて
いくだけですよね。
結果重視はマズイことは分かった
けれど、じゃあどういう評価を
していくのが良いのかが分からない
ですよね?
ここからは、それについてお伝えを
していきます。
[su_heading size=”21″ align=”left” margin=”10″]結果重視ではない評価の仕方とは?[/su_heading]
何の成果や結果も判断材料にしないで
人や出来栄えを評価していくことは
できません。
そこで、どうしても人や出来栄えを
評価する際には、結果についても
その判断材料にしていくことは
決して避けられないのです。
ここからは、結果を評価の材料に
しつつ、結果重視のデメリットの
部分を回避していく方法について
お話をさせていただきます。
結果というものは、その結果が出る
までにやってきた「正しい行動の
積み重ね」によって、生み出される
ものなのです。
ということは、成績が良いことを
評価するとしたら、その結果ではなく
むしろその結果が出るまでの
「正しい行動の積み重ね」の方を
評価していくのがごく自然なこと
なのではないでしょうか?
また、こうした「正しい行動の
積み重ね」を評価していく視点から
もし仮に、結果が不十分であっても
評価できる場合もあるでしょう。
正しい行動をきちんと積み重ねて
いったとしても、すぐさま結果が
でるという結果の出やすいもの
だけとは限りません。
結果が出にくいようなものであれば
いくら天才的な人であったとしても
やはり結果を出せるようになるために
必要な期間や時間がどうしても
必要となってきます。
要するに、たとえ「正しい行動の
積み重ね」が出来ていたとしても、
それに費やしていく期間や時間が
不足をしていることが原因で
結果が出せない場合もあるという
ことになります。
むしろ、そういう場合の方が
多いかもしれません。
このことを見落として結果が出せな
かったからダメというのは不自然な
評価なのではないでしょうか?
さらに、こうした視点で
人や出来栄えを評価していけば、
さきほどの過剰な評価をしてしまう
評価の抜け穴をくぐって不当に高い
評価を得ようとしてしまうような
人が後を絶たない環境を生み出して
いくことを防ぐことも可能に
なるでしょう。
なぜなら、過剰な評価をしてしまう
ということは、正当な評価を受けて
いないことを意味し、「正しい
行動の積み重ね」というプロセスを
評価することは正当な評価そのもの
なので、そうした過剰な評価を
してしまうことを未然に防げるから
なのです。
結果を出せるように「正しい
行動を積み重ね」ているのに、
その極めて成功法則に乗っかった
プロセスを評価しないでそれを
否定してしまえば、それは
結果を出さなくてもいいと
言っているのと同じことになります。
だからこそ、結果重視という視点に
立つと、かえって結果が出せなくなる
ことになってしまうのです。
これで、結果重視が良くないことと
それに替えてどういう評価の仕方を
していけば良いのかについて、
分かっていただけたのではない
でしょうか。
これを参考にして人や出来栄えを
評価していくあなたなりの基準を
立ててみてください。
きっといい基準が見つかるのでは
ないでしょうか。
では、またね。
愛と知恵で溢れる
幸せの向こう側へ
くまおう
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