あなたは、将来が安定した職業
に就きたいと思ったことがあるで
しょうか?
でも、「将来が安定」という
定義にもよりますが、そもそも
そのような物自体が存在しません。
どうしてそういったことが
言えるのか?について、今から
あなたにお伝えをしていきます。
まず、「将来が安定」とはどういう
ことを意味するのか?。
次に、どうして「将来が安定」した
職業や転職など存在しないのか?。
さらに、では、それを受けて
どのように行動していけばいい
のか?。
以上の話の流れでお伝えを
していきます。
では、始めていきます。
「将来が安定」とは どういうことを意味する のか?
ここで、あなたに質問です。
「将来が安定」というとどういう
ことをイメージしましたか?
おそらく、年功序列型の終身雇用制
の大企業などをイメージしたのでは
ないでしょうか?
どうでしたでしょうか。
たとえば、公務員や大手メガバンクや
総合商社などといった職業をイメージ
したのではないでしょうか?
それで、こうした職業を抽象的に
要約してみると、リストラされない、
倒産しない企業になります。
このような意味では、たしかに
公務員はその通りと言うことに
なります。
だからこそ、公務員は両親からも
薦められたり、あるいは、あなた
自身も就職先として、その優先順位
が上位に挙ってくるのでしょう。
ここで、よく考えてみて欲しい
のです。
なぜ、「将来が安定」という定義
がお金を優先にして考えてしまって
いるのでしょうか?
すごく不思議だとは思いませんか?
先ほどのリストラされない、倒産しない
ことを望んでいる背景には、自分が
食いっぱくれをしないようにという
思いがそこに潜んでいるのでしょう。
ところが、よくよく考えてみると、
いま日本では、リストラされたり、
倒産して職を失ったからといって
すぐさま食いっぱくれることには
ならないでしょう。
もし、そのように食いっぱくれを
している人で溢れているのであれば、
あなたは餓死をしてしまったという
ニュースが報道されているのを目に
していることでしょう。
もちろん、いまこのような話をして
通用するのは、日本という恵まれた
社会というか国だから言えることでは
あります。
毎日餓死者が日常茶飯事で生じている
国はたくさんありますので。
何が言いたいのかと言うと、
あなたがたとえリストラされようが
就職先の会社が倒産しようが
食いっぱくれて餓死してしまう
ようなことは、まず起こらないと
いうことになります。
ということは、仮にあなたが先ほど
定義されたお金を優先した
「安定した職業」というものを
望んでいるとしたら、その必要は
ないということにはなりませんか?
ただ、あなたがお金を優先した
「安定した職業」という定義とは
違った定義をするのであれば、
また話は変わってきます。
たとえば、芸術家やタレント業
などといったどちらかと言うと
少数派の職業などになるかもです。
創作活動というものは、その活動
をしていている途中では、その
活動自体にはたして価値が生じて
いるのか?、または、価値が時間に
つれて増えているのだろうか?と
いった疑問が湧く類いの職業になる
でしょう。
最初に定義した一般的なサラリーマン
がするであろうあなたの考え方から
すれば、そうした創作活動をもとに
した職業は、考えられない選択肢
になるのではないでしょうか。
このように定義によって、
「安定した職業」というものも
相対的な意味合いを持ち、一義的
には決まらないのです。
ただ、ここからは、多数派であろう
お金を優先にした定義の方について
ここから先に話を進めていきます。
どうして「将来が安定」 した職業や転職など 存在しないのか?
先ほどの「安定した職業」という定義
について、おさらいをしていきます。
終身雇用制であり、かつ、倒産しない
会社というものだったですよね。
でもですよ、
そんな都合の良い会社というものは
実際には存在しまぜん。
いやいや、終身雇用制かつ、倒産しない
会社ってあるんじゃないの?って
思ったのではないでしょうか?
確かに、そのように思えたり、
見えたりするような会社は存在する
ことは否定できないでしょう。
たとえば、創業が古くて長く続いて
いて、社会的に知名度も高く、
バランスシートが良好なそんな会社
は存在します。
でも、そうした会社の評価は、
あくまでも過去の実績やデータを
もとにした解釈にしか過ぎません。
つまり、その会社の未来や将来を
予測するためのメルクマールとしては
不十分だということになります。
なのに、その会社の評価が過去の実績や
データをもとにした解釈にしか過ぎない
にも関わらず、それがあたかもその
解釈がそのまま未来や将来まで通用して
いくものだと思い込んでしまっている。
ただ、そうした未来予測の方法は、
全てがでたらめであるというのではなく
一定の場合には的を得ているかも
しれません。
それは、過去から未来へと時間が
流れていくという前提?に立つと
そこには因果関係が成立し、確率の
世界では、一定数信頼があるとも
言えるからなのです。
ここで重要なことは、そうした
前提が成り立つには、あくまでも
同じ状況、同じ環境であるという
条件が満たされていなければいけません。
会社の例で言えば、少なくても、
日本国内の景気の状態が同じ、かつ、
日本社会の消費者の嗜好も同じ、かつ、
その会社の他の会社との競合関係の
序列も同じなどの条件が満たされる
必要があります。
今挙げた条件は、最低ラインであり、
実際にはもっとたくさんの条件を
満たしていく必要があるでしょう。
ところが、現実問題として、先ほど
挙げた最低ラインの条件でさえ満たす
ことはなかなか難しいのではない
でしょうか?
AIやロボットの普及によって、
会社の自動化が起こることで、
リストラが大量にされる可能性が
高まってくるでしょう。
また、その普及によって、これまで
人の手で行われた作業の仕事もなくなり
その業界自体もなくなったり、あるいは
規模縮小にもなるでしょう。
さらに、インターネットの進化によって
今ある既存のサービスが新しいサービス
にとって代わっていくことも予想されます。
しかも、そうした社会変動のスピードが
年々加速していき、新旧に関係なく
会社が倒産しては、また新しい会社が登場
しては消えていきといった自然淘汰の
そのサイクルも活発に起こるとも予測
されます。
こうした背景を根拠に、「将来が
安定」した職業や転職など存在しない
という結論に至ります。
あなたはこれだけを聞いただけでは、
それはただただ絶望だよってなると
思うので、そうした背景をなんとか
乗り切っていくのにはどうしたら
いいのかについて、今からお伝えを
していきます。
どのように行動して いけばいいのか?
AIやロボットの普及によって
これからますます終身雇用制や
倒産しない会社というものが
存在しなくなる可能性が高まる
ということをお伝えしました。
AIや人口知能に職業を奪われにくい
ものはといえば、どういう職業なのか?
それについて、考察していく必要があり
ます。
ようは、AIや人工知能という競合に
打ち勝つ?あるいは、競合しないように
していく必要があるということに
なります。
まずは、AIや人工知能にとって、
得意とする分野と不得意とする分野を
整理していくといいでしょう。
(得意な分野)
・単純作業
・効率化
・大量生産
(不得意な分野)
・複雑な作業
・非効率
・数量限定生産
今挙げた3つずつ、とはいっても
得意な分野を単純に反対にしたものを
不得意な分野に挙げただけでは
ありますが。
それはさておき、重要なのは、
AIや人工知能が得意とすることを
要約すれば、合理性や能率性という
ものになります。
だとすれば、人間であるあなたは
その合理性や能率性という分野で
競ってしまってはいけません。
仮に、そこで競ってしまうと
AIや人工知能 〉 あなた
といった結果になってしまうからです。
AIや人工知能は、24時間
ノンストップでバテたりすることも
なく、働き続けられます。
また、それを採用する会社のコスト
の面からしても、同じ仕事しかしない
のであれば、やはり人件費削減として
あなたが不利な状況に立たされる
可能性も高いでしょう。
こうした状況は、今に始まったこと
ではなく、産業革命以降から続いて
いることでもあります。
人の手から機械化されて大量生産
を実現していったという社会現象は
同じかもしれません。
ただ、今と産業革命の頃とは
決定的な違いはあります。
それは、単純作業というカテゴリー
に入ってくるストライクゾーンが
広がってしまっていることに
なります。
あなたもご存じのように、先ほど
挙げた「安定した職業」の代表の
大手メガバンクや総合商社などでは
既に人事採用をAIや人工知能によって
選別してもいます。
あなたは、この事実を目にして
まさか人事採用も総務や人事部の
部署の人間ではなく、AIや人工知能
によってなされているとは想像できな
かったでしょうか?
でも、これが現実なのです。
このように、これまで人間しか出来ない
仕事や単純ではないとされてきた仕事
でさえも、そこから人が消えていく
傾向にあるのです。
つまり、AIや人工知能が得意とする
単純作業のストライクゾーンが
どんどん広がっているということに
なります。
これで、今巷で言われている
「安定した職業」というものが
ほぼほぼ
ないということが分かって
いただけたと思います。
そこで、これからあなたはどう行動
していけばいいのか?ってことに
なりますよね。
その道は大きく分けて2つになります。
1つ目は、AIや人工知能の得意とする
単純作業には入らないカテゴリーの
職業を得意とするエキスパートになる
→かなり高度な知識や技術を備えた
専門家
2つ目は、AIや人工知能そのものに
関する分野の研究者や技術者になって
しまう
→これからメインになってくる
AIや人工知能分野の仕事を先取りした
専門家
ざっくばらんに言うと、この2つに
尽きるのではないでしょうか?
ちなみに、1つ目は、AIや人工知能に
上手く抗う方法、2つ目は、AIや
人工知能の流れに乗っていく方法に
なります。
以上の2点に共通して言えるのは、
いずれにしても専門家でなければ
いけないということです。
これまでのように、平均的なノルマ
をこなせる可もなく不可もなく
といった人は、AIや人工知能に取って
代わられてしまうということになります。
職業と言うからには、そこには
何らかのサービスを提供し、それに対し
対価を受け取るという仕組みに変わりは
ありません。
2点だけ例を挙げただけではピンっと
こないと思うかもしれないので、
イメージしやすいようにお伝えを
していきます。
たとえば、1つ目は、個性のある
サービスを受ける側の好みに合った
オーダーメイドなサービスを提供
する職業になるでしょう。
これだと、サービスは個々人に
よってバラバラになり、非効率な
ものになるので、まさしく
AIや人工知能が不得意とする分野
になります。
もし、あなたが1つ目を選択する
のであれば、そこを中心にしたものを
職業にしていくべきになります。
また、2つ目は、AIや人工知能と
上手く付き合っていくトレンドに
乗っかったサービスを提供する
職業になります。
いま現時点で言えば、インターネット
ビジネス(IT企業)などになります。
ただ、これは今の時点であって、
今後AIや人工知能の発達によって
そうではなくなっていく可能性が
高いです。
こうして、あなたは大きく分けて
2つの内のどちらかを選択して
職業を決めていく、あるいは、
企業していくことをオススメして
おきます。
この選択こそが、まさしく将来的
に見て、「安定した職業」という
ものに近いものを選択したことに
なるのではないでしょうか?
ここから言えることは、今現時点で
「安定した職業」というものは、
往々にして「Not安定した職業」の
範疇に入るものになるという
ことなのです。
ちょっと抽象的な話にはなって
しまいましたが、あなたがこれから
およそ寿命となる100歳になるまで
生きることを考えれば、そのスパン
で考えていかなければ、逆に現実的
な話になりません。
このことをきちんと考慮に入れ
ないと、現時点だけの視点での
短絡的、刹那的な選択をしてしまい
かねないのです。
そこが、一番の危険な落とし穴と
思って、そのことがあなたに
伝わるようにお話をさせていただき
ました。
では、またお会いしましょう!
愛と知恵で溢れる
幸せの向こう側へ
くまおう
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