[su_heading size=”21″ align=”left” margin=”10″]気持ちと思いとの違い[/su_heading]
人の思いは、人が心の中で思って
いることになるのですが、この
思いって、もちろん、目に見える
ものではないですよね。
また、この思いって言葉は、実は
かなり抽象的で、漠然としたもの
なのですが、そのことが、あまり
意識されていないが故に、ある
固有の意味を持つものとして
用いられていない感じがします。
あなたが、思いという言葉を
耳にして、すぐにイメージするのは
おそらく、気持ちっていう言葉と
同じような感じのものになるのでは
ないでしょうか。
でも、仮にその意味で使用をしている
としたら、何も思いという言葉を
使うまでもなく、素直に気持ちという
言葉を使えば済むだけでいいとは
思いませんか。
くまおうは、それでもあえて、思い
という言葉を使っていることも
あることから、そこには、何らかの
違いがないのかという探っていく
視点で、少し分析をしてみようと
思いました。
そこで、今から、その違い、つまり
両者の言葉の使い分けとなる
分水嶺を、くまおうなりにお伝えを
していきます。
ここで、あなたは、思いという
表現が用いられている場面を思い
浮かべて見て欲しいのです。
おそらく、思いという表現がなされて
いる場面って、そこには何らかの強い
重たい感情や情動がそこに込められて
いることが多いのでは
ないでしょうか。
一方、気持ちとは、もっと単純な
五感(喜・怒・哀・楽)といった
軽い感じの感情を表現しているケース
が多いのではないでしょうか。
思いは、主体的に、私は~だ
みたいな強い主張も兼ね備えた意味も
含んでいるということになります。
それに対して、気持ちの方は、
受動的に、私は~かもみたいな
緩い感じの感想を述べたに過ぎない
ものになります。
ここで結論付けできるのは、
人の思いとは、ある意味、執着
しているニュアンスの意味を含んで
いると言えます。
ここでの執着が、特に自分以外に
向かっていると、より周囲の人から
重たいと感じられてしまう可能性が
高いのです。
では、気持ちと思いとの違いは
わかったのですが、思いに含まれた
執着って、どういう感じのものなのか
よく分からないと思ったのではないで
しょうか。
そこで、その執着の中身について、
ここからは、お伝えしていきます。
[su_heading size=”21″ align=”left” margin=”10″]思いに含蓄される執着の中身とは?[/su_heading]
思いとは、先ほどあなたにお伝え
したように、私は~だ、みたいな
こうあるべきだし、そうでなければ
いけない、みたいな意識状態に
あります。
それを、自分以外のものに向けて
しまえば、それこそマズイですよね。
この状態ってよくよく考えてみると、
他人の個性や価値観を否定することに
他ならないとは思いませんか?
また、こうした意識状態を目の当たり
にしたら、やはり、それに賛同が
得られなくなってしまいますよね。
だからこそ、こうした執着を含んだ
思いが、自分以外に向かうと、
かえって、思い通りにならない方へと
事の顛末がそうなってしまうのです。
例えば、仮に、あなたが片思いだった
とします。
そこで、あなたは、いずれ付き合い
たいなあと思っていたとします。
そこで、何らかの理由で、あなたの
中の恋愛観みたいなものがあると
します。
その恋愛観は、ある意味、シナリオ
みたいなものと思っていただいても
いいです。
こうなって~、次はこうなって~、
こうなって~みたいなシナリオに
なります。
そこで、あなたは、この自分本位の
シナリオ通りになることを期待、
いや、現実になると思って、
片思いの人にアプローチをします。
でも、なかなか自分本位のシナリオ
通りにはいきません。
すると、あなたの中で、どうして
私のシナリオ通りにならないの?
って、イライラしたり、グチったり
するようになります。
そういう状態になると、余計に
シナリオ通りにはなりにくく
なるし、逆に、相手から嫌がられ
たりすることになるのではないで
しょうか。
この先は、賢いあなたならば、
それ以上言わなくても分かるのでは
ないでしょうか?
今あなたにお伝えした具体例は、
思いが重すぎた悪い感じになって
しまった場合なのです。
でも、思いが、信念みたいな
感じであれば、それはいい感じに
なります。
例えば、あなたの身近な友達に
足が不自由の方がいたとします。
その場合に、あなたが、この友達の
ために、なるべく出来る限り自分が
その足替わりになるんだと、自分は
困っている人の役に立つことが、
自分のポリシーでもあり、信念でも
あるといったケースになります。
この話は、個人的に気持ちが
ニュートラルで、思いが重い悪い感じ
に出てしまっている光景をよく
目にするので、この話があなたに
何らかのヒントになればと思い、
共有させていただきました。
では、またね。
愛と知恵で溢れる
幸せの向こう側へ
くまおう
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