あなたは将来が不安だからそれを保証してくれるいい保険がないかなあって思ってはいませんか?
あなたが思っている、あるいは、期待するようなそんな都合の良い保険などは一切ないのです。いきなり辛口で絶望的な文句から始まってしまいましたが、ここであなたは絶望する必要はありません。
これから、あなたが思っているような保険ではないけれども、あなたが期待するような効果をもたらす唯一と言っていいほどの方法があるので、それをお伝えしていきます。
安定という言葉が浮かんでしまう原因とは?
自分自身に自信がないから、その裏返しとして安定といった概念にしがみつこうとしてしまう。安定という概念について考えていただければ分かると思います。
この概念は、変化をしないで一定のままの状態を保っていることを意味します。この意味からして自然の法則に逆らっていることが分かります。人間は一日に一兆個の細胞が入れ替わっているからです。(人体の細胞速度から引用)
では、どうして安定という言葉が思い浮かんでしまうのでしょうか?安定と、そのままの状態をキープするという守りの意味合いがあります。
ここでこの守りといった考えに行ってしまうその背景に焦点をあてていけば、自ずとその理由が分かります。これから成長して伸びしろがもはやないという気持ちがそこにはあるからこそ、これ(今)よりもいい状態にはならない(今がピーク・マックス状態)現状を何とか死守しようとする発想になっているのです。
仮に、これからもどんどん良くなれるのであれば、今の状態のままをキープしようという発想は出てきません。何せよ、今よりももっと良くなれるのであれば、今の状態よりももっと良い状態を目指すので。
安定を求めている気持ちや発想のその裏にある考えは、自分の限界は今の現状だという烙印を自ら押していることにあります。まるでこれから新しいことにチャレンジをするのは一切止めてしまうという宣言と共に、そこに安住するぞという決意を体現しているかのようです。
それはサボりたいのはやまやまだけれども、今のこのままの地位(社会評価や今の環境の中のポジション)だけはキープしておきたいというわがままな欲望そのものになります。
そう上手くは行きません。誰もが今よりももっと良い状態になろうとアクセクしているので、あなたのそのポジションはあっという間に崩されてしまいます。それは言うまでもないことです。
このことをあなたも心の奥底では知っているのに、自分自身に自信がないから、その裏返しとして安定といった概念にしがみつこうとして、その結果、いつこのポジションが崩されてしまうのだろうかと不安や恐怖に怯えてしまうことになってしまうのです。
あなたの将来を保証してくれるものなど存在しない
あなたは○○になれたら○○が実現できて自分の将来が保証されるって思っていませんか。これはあり得ないことなのです。
科学の世界であれば、そのような条件関係が通用する場面はありますが、人間の世界では中々このような条件関係が当てはまる場面はありません。
たとえば、アニメの世界のドラえもんやのび太みたいに永遠に小学五年生のままみたいな状態を望んでいることになるのだ!生身の人間がそんなことになることはないですよね、今の科学では。
あらゆるものが変化し続けています。それは生きていることの証でもあります。実に流動的だということです。
保証というものは、人間の世界ではかなり限定された場面でしか通用しないものになります。保証を分かりやすく言い換えると、保険という言葉の意味に近いかもしれません。
保険は、何かあった時にその事態に備えて致命的な結果に陥るのを避ける目的で加入するものではあるのですが、これって本末転倒だということに気付きましたでしょうか。
何かあった時に備えてというが、その事態が起こってから保険というものが上手く機能して初めて保険が通用することが分かるものなのです。
つまり、保険は、それに加入した時点では、何かあった時に備えて致命的な結果の陥るのを避けることが出来るのかどうかさえ分からないというものになります。このことからも、保険になると思っているものが、実は全く保険にもなっていないという悲しい結末になる可能性が多いにあることを肝に銘じておいてください!
自分の将来を保証できる唯一の存在は自分しかいない
あなたは、自分の利益よりも他人の利益を優先させる行動ができますか?他者に自分の将来を保証してもらおうといういうことそのものには無理があることが分かります。
だとすれば、何を目指(指標に)して行動をしていけばよいのか?って疑問に思ったかも知れません。それは、まずは自分ということになります。
自分を出発点にして、自分の将来を自分の望むもの(=保証)にするためには、どうしていけばいいのかを考えることこそが重要だということです。
自分の行動は自分の意思によってかなりコントロールできますよね。このことには異論はないと思います。
でも、どうでしょう。他人を自分の思い通りにコントロールしようとすることはできるでしょうか?もちろん、多少であればそれも可能かもしれませんが、それを実現するのにはかなり困難を極めることになりますよね。
裏技(権力・お金・脅迫・脅しなど)といったものを利用すればできなくはないかもしれないけれども、やはりそれには無理があります。また、裏技を使ったからといって、他人を上手くコントロールできるとも限りません。
ようは、あなたが自分の将来を保証してくれるものを自分以外の他者に求めてしまうことは、その保証というものが実現される可能性がかなり低いものになってしまうことを意味します。
だからこそ、さきほどあなたに自分を出発点にして、自分の将来を自分の望むもの(=保証)にするためには、どうしていけばいいのかを考えることこそが重要だということをお伝えしたのです。
ここでふとっ疑問に思ったかもしれません。そもそも保証は、自分に対してするものではないのかと。
いいえ、保証はむしろ自分に対してするものだと個人的にはそう思っています。なぜなら、保証は、自分の願ったある特定のものを実現することがその目的にあります。そして、この目的を実現させてくれるようなものであれば、それは保証といってもいいと考えられるからです。
たとえば、あなたが生命保険に加入したとします。この場合には、あなたは「もし仮に怪我や入院をした際に、それにかかる治療費をそれで賄おう」というのが目的になります。
先ほどの例では、生命保険に加入していることを前提にしました。ところが、「もし仮に怪我や入院をした際に、それにかかる治療費をそれで賄おう」という目的を実現するためには他にも方法があります。
たとえば、生命保険に加入した場合にかかる保険料と同額を、生命保険に加入しないで将来の治療費のために備えて貯金をしておくことも出来ます。
また、「もし仮に怪我や入院をした際に、それにかかる治療費をそれで賄おう」という目的は、実は健康状態に対して不安があるということから出たものならば、健康になるための設備投資をしていく方法もあります。
今見てきたように、全ての具体例は、あなた自身、つまり、自分が出発点になっているものだということになります。この出発点として、具体例では”目的”として挙げさせていただきました。そして、その”目的”を実現させるための行動もまたあなた自身がその出発点になっています。
この出発点が、あなた自身ではなく、あなた以外のなっているとしたらそれはもはやあなたの手の届くものではない(コントロールできない)そんな運任せの状態にあるということになります。
ここまであなたに自分の将来を保証してくれる唯一のものは”自分”だということが、まだ腑に落ちないというのであれば、今からお伝えしていく話を聞いて見て欲しいです。
仮にあなたが自己投資に対して抵抗があるということは、つまり、自分には投資するだけの価値がないということを自身がそう思っていることに他なりません。
そう言われると、あなたはこう反論するかもしれません。「これまで自分に対してお金を費やすだけの余裕がなかっただけ」とそう反論するかもしれません。
では、あなたはこれまでにあなたの趣味に対して全くお金を費やしたことはなかったのですか?とお聞きしたいです。おそらく、それはないですよね。
あなたは自分の趣味に時間やお金を費やす(投資)しますよね。では、どうしてあなたはそうするのですか?それは、あなたがそうすることによって、何らかの利益(メリット)を感じるからです。
この利益(メリット)の概念は、あなたが費やしたお金以上の利益(メリット)があるとそう確信していることの裏返しでもあります。人間は不思議なもので、全く無意味と思えるような行動を続けることはできません。一見すると無意味だと思えたとしても、その行動をしている本人にとっては大なり小なりの何らかの利益(メリット)がそこにはあります。
もっと突き詰めて言えば、あなたが時間やお金を費やす(投資)していることはそれに対して利益(メリット)があるとそう思っているからなのだ!!
だとすれば、仮にあなたが自分に対して時間やお金を費やす(投資)できないとしたら、まるで自分自身に対して投資するに値しない対象だとそう判断していることと同じになります。
でもよく考えていただければそれが分かると思います。あなたは自分と自分以外のどちらを優先させて考えますか?
その答えは言うまでもないことです。もちろん、自分を優先させて考えますよね。そうなのです。どう見てもどちらに投資すべきであるのか一目瞭然だと分かるかと思います。
自分の将来を保証できる唯一の存在は自分しかいないとはそうは思いませんか?これが結論になります。
では、またおあいしましょう!
愛と知恵で溢れる
幸せの向こう側へ
くまおう
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