今日は、いかに人と関わり合うか
どうかによって、幸福度が決まるよ
って、話をしていきます。
えっ、嫌な人と関わることで
かえってツライ思いをして、
逆に幸福度が下がるのではないの
って思ったのではないでしょうか。
確かに、そう考えるのも無理は
ありません。
でも、嫌な人と関わるだけでは
幸福度が下がることはないのです。
ここで、幸福の反対は、不幸という
ことを思い出してください。
科学的に不幸とされる現象を
抽象的に表現して見ると、
「孤独」「分離」
といったものがピタリと
当てはまるのではないでしょうか。
これだけだと、？だと思うので
具体的に話をしていきます。
ここからの表現は不幸の具体例
を少しだけ挙げていくので、
そこはご理解してください。
不幸で特にイメージが湧きやすい
のは、近親者との死別ではないで
しょうか。
そして、どうして近親者との死別
で不幸と感じるのでしょうか。
くまおうは、あなたとその死別
した近親者との関係が切れて
しまうことが、その理由では
ないかと思います。
また、もっと抽象度を上げていくと
近親者よりも上位の概念の日本社会
という概念まで広げていくと、
社会との関係が切れてしまう
ことが、不幸と言えるのです。
前者の場合だと、特定の近親者との
関係が切れることは、「孤独」を
意味し、後者の場合だと、日本社会
というコミュニティとの関係が
切れることになるのは、「分離」
を意味します。
この「孤独」と「分離」と共に共通
することは、まさに関係が切れる
ということに尽きます。
こうして、個人や社会レベルの
いずれの場合であっても、関係が
切れる状態になってしまうと、
その結果、それらに関わることに
よってのみ享受できる
自分が何らか役に立っているという
人間の尊厳（＝広い意味での
存在価値）を実感できなくなって
しまうのです。
そこで、仮に規模の大小はあれ、
関係が切れてしまうことによって、
自分が今ここに存在している
存在意義が感じられないという
意識に傾いていくことになります。
そして、この状態にあると、
様々な症状（自信喪失や恐れや
不安など）を引き起こしてしまう
代償を負うことにもなります。
この状態こそ、まさに不幸そのもの
ではないでしょうか。
そこには、あなたの幸福度そのもの
を構成するあなた独自のドラマ
（一見すると、プラスやマイナス
にも思える両者を含めた出来事、
経験、体験など）が存在しないから
なのです。
それはそうですよね、何らの関係も
切れているということは、そこには
あなた独自のドラマがなく、そこに
あるのは、他の関係とは切り離された
想像や妄想をしているだけの、
単なるあなたの頭の中で、独り言や
空想に浸っているということと
同じ状態になりますよね。
だからこそ、
楽しいドラマを味わうだけでなく、
悲しいドラマを味わうこともまた
それと同じくらいに必要では
ないでしょうか。
これを人間関係に当てはめると
仲の良い友達だけと関わるだけでなく
仲の悪い友達と関わることもまた
それと同じくらいに必要では
ないでしょうか。
なので、嫌な人と関わることで
かえってツライ思いをしてしまう
ような解釈を自分の中で探して
いるだけに過ぎません。
本当につらい思いをするのは、
完全に人や社会との関係が切れて
しまうことの方なのです。
ここで誤解のないように付け加えて
おきます。
ここでの関係が切れるということは
死別などといったもう二度と会えない
状態になることを意味します。
もっと言えば、あなたが会おうと
思った時に、どう考えても物理的に
会えなくなってしまっている状態を
意味します。
なので、あなたが会いたくない時に
暫定的に、一時的に関係を切ることは
ここでの関係が切れることを意味
しません。
話を戻して、
嫌な人と関わることで
かえってツライ思いをしてしまう
ような解釈を自分の中で探して
しまうのかについて、お話をして
いきます。
結論を言うと、どうしてそんな
バカげた解釈を自分でしてしまう
のかについては、主に自己保身に
あると思います。
今いるあなたのポジションなりを
周囲に固定化させることを正当化
するために用いるために、自己保身を
してしまうのです。
くまおうは、このことを指して
嫌な人と関わるだけでは
幸福度が下がることはないと
いうことを話の冒頭でお伝え
させていただきました。
では、またね。
愛と知恵で溢れる
幸せの向こう側へ
くまおう
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