失敗をしたことが、なかなか頭から離れないのは、人類を繁栄させるための脳の仕組みにあるのです!

くまおうのはなし(Facebook)
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今日は、忘れたいのに、なかなか

失敗したことが忘れられないのは

どうしてなのかについて、お話を

していきます。

 

 

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えっ、それは忘れたいほど嫌な

ことだから、なかなか忘れられない

のではないのって、それって堂々巡り

じゃんって思ったのではないで

しょうか。

 

そう思われがちなのですが、実は

そうではないのです。

 

あなたが、忘れたいと思う度合いに

応じて、それに比例して、なかなか

忘れられないということではない

ということなのです!

 

あなたは、これを聞いて、ウソって

思ったのではないでしょうか。

 

でも、マジの話になります。

 

では、ここからお話を進めて

いきます。

 

人類の祖先は、今よりももっと

大きな体をしたマンモスなどの

肉食動物といった人間にとっての

天敵がたくさんいるなかで、

生存競争の渦中にいました。

 

おそらくなのですが、その時代は

人類にとって、かなり過酷な環境

だったのではないでしょうか。

 

そこで、こうした時代では、人間は

まず生き残って後世に子孫を残して

いくという生存競争に勝つことが

最重要課題になってきます。

 

そこで、人間がやっていけないのは

自らや他の人間の命を危険にさらす

ことになります。

 

だって、仮に、命の危険が及んで

しまい、死んでしまったら、

それこそ生存競争に負けて、

絶滅してしまう危険があるとは

思いませんか。

 

なので、生命を危険にさらして

しまうことを防ぐために、そうした

危険を察知する能力が必要不可欠に

なってきます。

 

それと同時に、生き残るためには

上手く捕食もしていく必要が

あります。

 

そうした能力を発揮させるためには

学習能力みたいな能力を、生命を

危険にさらしてしまう前に、

事前に学習しておくことが

必要になってきます。

 

こうしたことを可能にさせるために

人間の脳は、生命を危険にさらして

しまうような危険な行為をする前に

事前にそれを察知するために、

脳はアラームを鳴らしていくことを

します。

 

それが、まさしく失敗をすごく

鮮明に強力に記憶しておくという

脳の機能にあります!

 

こうした脳の機能によって、

生命を危険にさらす前に、

そうした行為をさせないように

脳から過去の失敗という記憶を

思い出させることによって、

効果的な警笛を鳴らす装置として

上手く働いていることになるのです。

 

ようは、仮に、あなたが忘れたいのに

なかなか忘れられないという現象は

何も、その忘れたいと思えるほど

強烈な失敗をしたという出来事

そのものが原因で起こっている

のではないということになります。

 

そうした失敗で心が傷ついた度合いに

応じて、それに比例するかのように

失敗した記憶もそれと同じように

深く刻まれるみたいなものでは

ありません。

 

それとは、全く切り離されている

生存競争に打ち勝つための脳の機能

というシステムから、そうなって

しまっているということなのです。

 

人類の進化の過程で、この脳の機能

のおかげで、くまおうやあなたを

含めた人類が生存競争に勝ち、

見事に繁栄を迎えられたという

ことなのです。

 

こうした脳の機能から、成功する

という選択をするよりも、より

失敗をしないようにする選択をする

ような自然の流れになっていく

というそうした過去の生存競争の

ない現代社会においても、

その名残が残ってしまっている

デメリットの側面の方が際立って

しまっているということになります。

 

こうした脳の機能は、これまで

自分がしたことのない新たな挑戦

をしようとすれば、その瞬間に

脳は、過去の失敗の記憶を提示

することによって、それを踏み

留まらせるように働いてしまう

ということになります。

 

そして、この働きを、現状を維持

する機能として、ホメオスタシス

と言われている所以になるのです。

 

この脳の機能は、脳の3つの部分

(爬虫類脳、哺乳類脳、人間脳)

のうち、最も古くからある脳の

爬虫類脳の働きによるものという

ことになります。

 

少しだけ、3つの脳について、

簡単に説明だけしておきます。

 

爬虫類脳は、生きるための脳に

なります。

哺乳類脳は、感じる脳になります。

人間脳は、考える脳になります。

 

こうして、脳が誕生した順番からも

分かるように、爬虫類脳は、生きる

ための原始的な脳になりますよ。

 

ここでの生きるためとは、心臓を

動かしたり呼吸をしたり生理現象

だったり反射的反応など、

生きるために必要な生命維持活動

を意味します。

 

つまり、本能を司っています。

 

こうした本能レベルで、

ホメオスタシスが働いてしまう

ということは、イコール、

潜在意識のレベルで、無意識の

レベルで現状維持機能が働いて

しまうということになるのです。

 

これって、過去には、こうした

脳の機能に支えられて人類を

繁栄させることを可能にさせた

のではありますが、昨今では

逆に、その機能があだとなって

しまい、新たに挑戦することによって

得られる成長を妨げてしまう働きと

なってしまっています。

 

これは、実に、皮肉な結果を

引き起こしているとは

思いませんか。

 

後半のお話は、今日の本題とは

少しそれてしまうので、さすがに

このへんでおしまいにします。

 

ただ、あなたが、このお話を聞いて

いただき、潜在意識やホメオスタシス

機能の深い理解の助けとなるのでは

無いかと思い、あえてお話をさせて

いただきました。

 

これで、忘れたいのに、なかなか

失敗したことが忘れられないのは

どうしてなのかについて、分かって

いただけたのではないでしょうか。

 

では、またね。

 

愛と知恵で溢れる

幸せの向こう側へ

 

くまおう

 

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